
コロナウイルスの流行はまた中国から

今回の新型コロナウイルスの発生源である中国の武漢市ですが、3月18日を境に武漢市内での感染者数が0人だったと発表しています。
本当に0人ならという但し書きが付きますが、とても喜ばしい事ですね。
ですが、正直信用ならないというのが率直な感想です。
というのも2002年のコロナウイルスSARSが発生したのも中国でしたし、当初感染者数を隠蔽して国際世論から批判を浴びたのを覚えていますか?
あれから17年経ちましたが、そんな期間では人の根っこの部分は変わらないと思うんですよね。
それに中国政府は
という旨の発言をしましたが、普通に考えたらありえないだろという感覚になります。ウイルスの発生源と国際世論に見られることで損なわれた国のイメージを上げようとするのは分かりますが、少しお粗末な理論だなぁという感が否めませんね。
どうしてもそういったネガティブなイメージが離れないんですよね。
普段の生活でも国産の生鮮食品と中国産の生鮮食品がスーパーに並べてあると、高くても国産を選びがちなのはそういったネガティブなイメージがあるからだと思うんですよ。
世界中でウイルスの感染者や死者を出しているわけですから、ウイルスの流行が終息した際の世界の非難を避けようと今から布石を打っていると個人的には感じます。
その為にも発生源とされる武漢市の感染者が3月18日から4日間、0人だったと世界に向けてアピールしているわけですね。
それが真実だとしたら終息に向けての吉事ですが、そうではなくただ隠蔽しているだけだとしたらまだまだ終息は遠いでしょうね。
これ以上イメージを悪くしたくないという気持ちは分かりますが、正直な所は中国しか分からないという事でしょう。
それに関連して、個人的には日本も色々な理由から感染者数を低く見せたいと思って、数字のマジックを使っているように感じています。その辺りの事をまとめた記事もあるので、良ければお読みくださいね。
また中国がウイルスの感染源だと言わせないために

ウイルスの感染者が全世界で30万人を超えていますが日本経済新聞 新型コロナウイルス感染 世界マップより、ウイルスが終息した際に発生源である中国というイメージを少しでも和らげようと色々な外交施策を講じていますよね。
積極的に世界に向けてのメッセージを発信したり、海外の発生源に医療チームを派遣したり、物資を寄贈したりですね。
更には、世界中にウイルスが散らばった事を理由に“人類が立ち向かうべき問題”として、共に頑張ろうというような方向に持っていこうとしています。
世界が協調して立ち向かうべき問題なのは確かなのですが、
と感じてしまう人もいるでしょう。実際に医療チームをイランに派遣したり、中国の経験を共有したいと連携を取ろうとしているみたいですが、純粋な好意からでないのは明らかでしょう。
いつまでコロナウイルスの流行が続くかは分かりませんが、終息した後どんな世界情勢になっているか要チェックですね。
コロナウイルスの逆輸入を中国は恐れる

日本が中国からの入国者に対して、渡航制限をかけ始めたのが3月の頭でした。
初めて日本国内でウイルスの感染が確認された1月下旬から約1ヶ月半後に措置を取り始めたわけですが、そうした緩い態度を取って国内の感染を蔓延させた可能性は大いにあります。
4月に習近平国家主席が訪日する予定があったから、気を遣ったのかもしれないけれど、今やその中国やその他の国から日本人が渡航制限を受ける状態になっています。
中国からすればせっかく封じ込めに成功したのに”ウイルスの逆輸入”をされてはかなわないという所でしょうか。
遅ればせながら、日本も学校を休みにしたり、大掛かりなイベントの自粛を求めたりと動き出してはいるものの、あくまで民間レベルでのお願いに留まっているし、政府からは具体的なラインを提示出来ていないように感じます。
感染対策を国主導で進める事は、経済の停滞を招く事が明らかなので責任を取りたくないといった所でしょう。
“国難だ!”と言う割には、国会答弁でも揚げ足の取り合いで本当にウイルス対策の事考えてるのかな?と疑問を覚えます。
少し話はそれましたが、中国としてはこれ以上感染者数を増やしたくはないしウイルスの逆輸入などもっての外でしょうね。
また中国からウイルスが入ってきたと言いつつも
SARSの時もしかり、今回の新型コロナウイルスもしかり
と言いつつも、我々が食べたり使う物の多くは中国産が多いです。僕が従事している仕事は、中国産の貨物も扱うんですが、コロナウイルスが流行しだした時は確かに中国産の貨物は減りました。
中国産の貨物に焦点を当てた記事もあるので、興味があればお読みくださいね。
しかし、3月も下旬になる頃には発生当初よりは貨物の量は明らかに増えています。
守秘義務があるので詳しい数などは言えないんですが、徐々に貨物は増えていますし普段着る衣服は中国産がほとんどですよね。
つまり、口や心で何と思っていようとも中国からの輸入物に多くを頼っている時点で、あまりにも中国の国力が落ちてしまうのは歓迎出来ないというのが現実です。
GDPも日本を抜き、世界2位に躍り出たわけですから、ウイルスの発生源だったとしても経済的に切っては切れない関係性だという事が理解出来ると思います。
経済を優先するのか?人命を優先するのか?
もちろん人命が第一に優先されるんですが、ここら辺のバランスがめちゃくちゃ難しいですよね。
全てをシャットアウトしてしまえば、経済が立ち行かなくなります。かと言って、経済を優先しすぎてしまうと今度は国内でのウイルスの蔓延を許すことになります。
地政学的にも隣国にあるので、完全な防疫は難しいと思いますし、実際に国内でウイルスの感染者や死者が多く出ている以上無理な事なんでしょうね。
我々が今出来る事は、ウイルスと上手く付き合っていく方法を探す事で、口汚く罵る事ではありません。
基本的な予防策を講じる事で、ウイルスに負けない体力作りをする事を最優先にして日々を過ごしていかないといけませんね。
まとめ

“また中国から新型ウイルスが入って来たよ…”と言ったところで、我々の生活に密接に中国産の商品が絡んでいる以上、完全に中国という国を切ることは不可能です。
それにウイルスの感染者が多い地域に医療チームを派遣したり、物資を提供したりとウイルスが終息した後の事を考えて動いていますよね。
そういった強かさは見習わないといけない点ではあります。
個人的に感染者や死者数を数字以上に低く見せている可能性はあると思っていますが、個人単位ではどうしようも出来ない事だとも考えてます。
それに日本もあんまり中国の事を言えないと思うんですよね。
大阪府知事が厚生労働省の非公開文書をテレビで公開して、兵庫県との行き来を制限する理由を語っていました。
それに対して厚生労働省はそんな事はしていないという回答をしていますが、この文書が事実かどうかはわかりません。
ですが、少なくとも事実でない事を公人である府知事が公開する事はないとも思っています。
国民を混乱させない為に公開していないとも取れそうですが、あまりいい気分ではありませんよね。
国のトップクラスしか知り得ない情報を意図的に隠す事で、更なる感染を増やすことになれば、それこそ何のための機関だとなってしまいますからね。
自分や家族を守るために、正確に素早い情報開示をお願いしたいですね。
コロナウイルスの感染者数が日本国内でも1000人を超えてきましたね。
死者数も少しづつですが、増えてきています。
相変わらず、イベントの自粛や人込みを避けるような日常を送っていますが、発生源である中国は一端は感染者数が横ばいになって落ち着いたと報道がなされていました。
感染源とされる中国がそういった声明を出していますが、以前世界中でコロナウイルスの感染者は増え続けています。
イタリアでは死者数が5000人を超えてきましたし、フランスは外出禁止令を出して、経済自体が止まっています。
今回、コロナウイルスに感染した人もそうでない人も、あまり声を大にして言いませんが”また中国かよ…”って思っていても不思議じゃありませんよね?
2002年にもSARSの発祥地となった事もあり、その時の記憶が蘇ってきますよね。
未だ終息の出口が見えないコロナウイルスですが、今自分たちに出来る予防策をとるしか方法はなさそうです。