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コロナウイルスによる経済の停滞

正直に言うと、いつコロナウイルスの終息宣言が出されて経済が真っ当に動き出すかは分かりません。
ですが、小さな部分を積み重ねる事でそれが大きな流れとなって日本全体を動かしていくだろうとは考えています。
1つ1つの積み重ねと言うと学校に関する業者だったり、観光業に関するホテルや旅館だったり、プロ・アマスポーツに関係する会社や地域だったりしますね。
“あれも中止、これも中止”と周りを見渡しても自粛ムードが高まっている現在です。
ですが、どこかで誰かが線引きをしないといけないという事も事実です。
その線引きをするのが自治体の長なのか?それとも国の長なのか?
いずれにしても難しい判断をする事になりますが、もう少し具体性が欲しいと思うのは僕だけじゃないはずです。
学生の場合
学校は多数の人間が濃厚接触の可能性がある場所で、子供がウイルスに感染すればその家族にも移る可能性を考慮して、その多くが3月初めから休校しています。
シーズン的に卒業式を控えていた事もあって、生徒自体のショックも大きかっただろうし、教師もいきなり休校を言い渡されててんやわんや状態です。
それに、学校は1年で学ぶ教科時間もあらかじめ決められているから、教師側も補習の為の資料を新たに作成したり、生徒が家にいるかどうかを確認する為に家庭訪問を行っているみたいです。
友人の教師曰く、
と嘆いていました。空気の入れ替えが十分に行えないカラオケや繁華街では学生が多く見られたりして、問題になっていますよね。
そんな中、大阪市は市長が登校日を設けたり、4月から新学期を始めると決定しました。
大阪市のような都市部と地方とでは人口密度も違うのに、自治体の長として明確にいつからやると明言した事は、良い事だと思ったと同時に思い切ったなぁとも感じましたね。
いずれにしても開始する時期が決まった事で、給食関係や購買に納品する食品関係の人達は少し兆しが見えましたね。
逆にカラオケやレジャー施設は休みの学生も取り込めなくて、より厳しい状況になりそうですけれどもね。
観光業の場合
海外からの訪日客を相手に商売をしている旅館やホテルもキャンセルの嵐だそうです。
政府が中国や韓国からの入国に制限をかけた事は記憶に新しいですが、それ以外の地域からの訪日客も軒並み減っています。
日本はアジアでは韓国に次いでコロナウイルスの感染者が多い国ですから、それも仕方がありません。
京都なんかは普段は外国人で溢れているのに、今はガランとしている場所が多くて静かなものだそうです。
本来の京都の姿を今なら味わえるとテレビで言っていましたが、それでも今の時期にわざわざ行こうかと考えるかというとそうはなりにくいです。
観光地というと、北海道も人気ですが今日本で一番感染者の多い場所に行く人はほぼいないと思います。
そんな北海道の事をデータを用いて解説した記事があるので、良ければ見て下さいね。
プロ・アマスポーツの場合
プロ・アマ問わず、開幕戦を延期したり、全国大会が中止になったりとウイルスの影響はスポーツにも出ています。
プロ野球やJリーグはオープン戦を無観客で行ったり、開幕の時期をずらすなどの対策を早々に決定しました。
年間試合数を削る事になれば、チームのチケット代やグッズ代、飲食代などで大きな減収を余儀なくされます。
開幕が遅れるという事はそのスタジアムを経営する会社も大打撃を受けますし、周囲の飲食店や宿泊施設も影響を受けますよね。
プロスポーツが延期なり、無観客試合をするだけで地域の経済活動に大きな影響を与えますが、選手や観客の安全を考えると延期や中止はやむを得ないのかもしれませんね。
次にアマスポーツ、主に学生の全国大会なども相次いで中止が決定されています。
プロ選手だと開幕が遅れるだけですが、学生だと延期が出来ないので中止という決定に涙を流す部員の姿をテレビで見ましたが可哀そうでしたね。
学生でいられる期間は限られているので、3年生はまた来年というわけにはいきません。
プロスポーツのように経済的な損失はそれほどありませんが、最終的に中止になった高校野球は非難を浴びました。
甲子園を使用するという事で内野席は有料で販売しているわけですが、
といった世論の後押しもありました。高校野球は3週間ほど続くし、1日の飲食代金も現地に行った事がありますので凄まじい売上だろうなというのは簡単に予想出来ます。
学生スポーツでこれだけお金が動くのは高校野球ぐらいだと思うので主催者側は開催したかったでしょうが、世論の反対もあって中止したのは賢明な判断だったと言えますね。
コロナウイルスが経済を鈍化させる一方で

コロナウイルスが原因で数々の経済活動が鈍化していますが、その中で政府が勧める在宅勤務を取り入れる事で従来の働き方が変化する兆しもありますね。
実際に在宅勤務を取り入れてみると、出社して仕事をするよりも効率的に出来る部分もあると気付ける人が多いみたいです。
僕の会社の取引先の人からそういったお話を聞けたので、興味があれば読んでみて下さい。
今の時代はITが発達していますので、タイムラグなしでオンラインで会議が出来たり、会社内のクラウドに成果をアップすればどこでも仕事が出来ます。
今までは、制度としてはあったのは知っているけど利用した事がない。という人が多かったかもしれませんが、今回のコロナウイルスの影響で濃厚接触する可能性を減らす為の方策として半強制的に始めさせられた事は良かった点の1つかもしれません。
いち早くこの制度を取り入れたGMOグループは3/16現在も約4000人が在宅勤務をしていますが、その中で良い点も悪い点も出てきています。
今までは制度自体利用した事が無いから在宅勤務の良い点も悪い点も分からなかったんですが、各々が働き方を考えるきっかけになっているみたいですね。
職種によっては取り入れにくい企業もありますが、それでも1つの働き方を示す良い機会になったのは良い点です。取り入れられる職種ではどんどん取り入れてもらって、在宅勤務の波を起こして欲しいと密かに期待しています(笑)
コロナウイルスが経済に与えた影響を知って考える事とは

コロナウイルスが経済に影響を与えている現状で、連日ネガティブな報道がされています。
観光業ではホテルのキャンセルが相次いでいたり、外出を控えるから外食産業も売り上げがダウンしたりと、そういった側面があるのは否定できません。
だけど僕は思うんですよ、全てがダメな印象を受けますが実際はそうじゃないよねと。
例えば、今不足しているマスクを作っている会社やデマによって買い占められたトイレットペーパーのを製造する会社は儲かっていると思いませんか?
他にも、家で引きこもる為に冷凍食品の売り上げもめちゃくちゃ伸びているそうです。
報道から受ける印象がマイナス面ばかりだから、一部の景気の悪さが全てのように感じられてしまいますが、実際は景気の良い箇所もあります。
正しく報道するのなら、観光業や外食産業それに付随する企業の景気が悪くなった。だけど、上記のような商品を扱う会社は限定的ですが利益をあげている。といった具合でしょうか。
それに在宅勤務だって前向きに捉えれば、良い点はたくさんあります。
在宅勤務も継続して取り入れたいと願う声も聞かれますし、色んな形の働き方を模索するいい機会にもなりましたよね。
こういった小さなことでもウイルスの流行で悪い点ばかりに目を向けるんではなく、そこから何か良い点を見つけ、実行するようなバイタリティを身に付けたいですね。
確かに現在、日本経済自体が鈍化していますがその中でも景気の良い業界はあります。
報道の印象だけで物事を考えるんじゃなく、色々調べる事で新たな発見があると思いますよ。
3/15時点でWHOがパンデミック宣言を出すなど、以前としてコロナウイルスは世界で猛威を振るっています。
もちろん、日本でも連日の報道によって感染者数や死者数が日毎に増えていく様が見て取れます。
それに伴い、色んなイベントやプロ・アマ問わずスポーツ開催が中止されたり、延期されていますよね。
国民も外食や遊びに行く事を自粛している現状で、外食産業の売り上げが激減したり、観光産業でもインバウンドに頼りきりだったツケもあってか、各所でキャンセルの嵐だそうです。
その結果、経済損失もすさまじい額になると試算されています。
コロナウイルスが原因で日本経済だけでなく、世界的に経済が停滞している現状でいつまでこんな状態が続くのか?
停滞する時間が長ければ長い程、経済が立ち直るのが難しくなっていきます。
そして、いつその経済が滞りなく動き出すかは誰にも正確には分かりません。