派遣が正社員登用を目指しても待っているのは理不尽な現実だけ

こんにちは、ジャクソンです。

派遣はよく、

「定時で上がれて良いよね」

「責任とか軽いから精神的に楽だよね」

時給高くて良いよね、正社員なんか時給換算したらやばいよ」

なんて声を聞きますが、実際に僕もそう思って働いてたので
その通りじゃね?と思います(笑)

正社員より社会的な地位や福利厚生が低いんだから、
当たり前じゃないか!と思いますからね。

ですが、冷静になって考えてみて下さい。

あなたが正社員と比べて比較的楽な立場で
仕事をしている間にも同い年の正社員は
1歩も2歩も先をいっています。

その差が明確に表れるのは、
5年後、10年後、20年後・・・
と時間が経つにつれて、より鮮明になります。

20年後に出世して、年収800万円もらう部長になっている傍らで
派遣はずっと時給制で年収がその半分にも満たない。

少し考えれば分かるのですが年齢が若い人程

「まだまだ若いし、時間はあるよ」

と楽観的に考えている人が多いように思います。

で、気付いた時にはもう取り返しがつかない状態になっている。
その時に焦っても時すでに遅し状態です。

負の連鎖ですね。

正社員になる道の一つとして、
派遣先から正社員登用を目指すという道があります。

その道を目指そうと考えている方、それはやめるべきです。

メリットを感じられる期間は短い

派遣は正社員と比べたら
採用が非常に簡単なのは体験した方ならお分かりですよね?

派遣が仕事を得るまでの流れとして

①登録会やネットなどで申し込み

②履歴書を書いて応募

③1週間後には採用!

働きたいと思えば、すぐにでも仕事をくれます。

職種によっては、不採用となる事もあるでしょうが
よっぽどの事がない限りそれはないでしょう。
接客の派遣なのに、対人恐怖症だったりとかですね。

それに対し、正社員の採用プロセスは

①ハロワやネットの求人で申し込み

②履歴書と職務経歴書を送付

③何回もの面接の後に採用

派遣とプロセスは似ていますが、倍率が違います。
10人採用予定の所に何百人と応募があったりしますよね。
しかも、これは新卒の場合です。

中途採用なら、もっと厳しいのが現実です。

採用1人に対し、100人の応募があり
新卒と違い、即戦力を求めている事が多いので
必要な技能や能力がないと面接にすら辿り着けなかったりします。

こういった厳しいプロセスを乗り越えられず

とりあえず、派遣でいいか。

新卒初任給より、普通に多く貰えるし

などと軽い気持ちで働き始めてしまうと後々後悔しかねません。

責任の軽さ

定時で帰る事ができる

サービス残業がない

といった温い環境に慣れてしまうと
そこから抜け出す事が出来なくなります。

居心地がいいですからね。

この記事の冒頭でも書きましたが、
20代中盤くらいまでなら、新卒社員と同じくらい稼げるでしょう。

が、それが5年・10年と続くとどうでしょうか?
あっという間に給料の額は逆転されてしまいます。

入社して10年も経てば、何らかの役職には就いているでしょうし
他にも、出張に行けば手当が付いたりします。

そして、一番の違いは賞与(ボーナス)がある事でしょう。

年間2回の賞与が1.5ヶ月×2回=3ヶ月なら

派遣→働いた月の分だけの給料=12ヶ月分

正社員→働いた月の分+3ヶ月分の賞与=15ヶ月分

これだけでも、3ヶ月の差がつきます。

勿論、ボーナス月に惨めな思いをしたり、
待遇に不満を持つ事を分かっているなら
派遣として働いても良いでしょう。

ですが、そうでない方は少しだけ自分のこれからを真剣に考えて
派遣で働き始める事に危機感を覚えてほしいのです。

派遣で働く事で得られるメリットは
あっという間に正社員に逆転されてしまうのです。

そして、気付いた時には手遅れになっている可能性が高いです。

時間が経つほど差は広がっていく

基本的に正社員と派遣に求めるモノの違いが
そのまま給与や福利厚生といった待遇の違いを生み出すのです。

一番差が広がってくるのはお金に関する面ですが、
次点で企業が施す”教育”にも差が広がります。

社員がまず入社して行われるのは
OJTで先輩を付けて、細かく仕事を教えられます。

派遣でも仕事は教えてくれますが、
既に持っている能力で出来る範囲の仕事しか割り振られません。

つまり、企業にとって派遣とは

コストをかけて育てるものではない

という事です。

期限がくれば会社からいなくなる人間に
教育を施してもコスト的にマイナスになりますよね。

すると以下の図式が成り立ちます。

高度な仕事が出来ない=賃金も安く抑えられる

それに対して正社員は
ある程度のコストをかけても成長してくれたら
それを活かして、会社に利益をもたらします。

だから、教育にコストをかけるし
会社に利益をもたらす為にエサとして昇給や賞与があるのです。

更に新人の時期を過ぎても、
会社内で資格取得の為の補助金が出たり
講師を呼んでセミナーを開催してくれる事もあります。

その結果、時間が経つ程賃金だけでなく
スキルにも差が広がってきます。

仮に転職するとしても、
今の会社で得たスキルは次の会社で活かせます。

もし自分が何のスキルも得られないまま
40歳で派遣の更新をしてもらえなかったら何が残りますか?

大したスキルもなく、ただ年齢を重ねただけの自分しか残りません。

派遣の仕事も年齢を重ねる程、
誰もやりたがらないような仕事しか選べないようになります。

正社員登用制度の落とし穴

求人でよく見かけるのが

”正社員登用制度あり”

という文言。

これだけ見ると、チャンスがありそうな気がしますよね?

実際のところ、そういう機会があれば、
登用試験を受けてみたはいいものの毎回不合格。

今の会社にこだわり続ける内に年齢だけを重ねて
結局30歳になっても非正規なんて話はよく聞きます。

そもそも会社が正社員にする気がなければ
何回登用試験を受けても一緒です。

え?登用制度あるって書いてたんだけど、これって詐欺じゃん!

と言ったところで、

会社
制度自体はあるけど、あなたはその域(スキル)に達していない

と返されるのがオチです。

嘘はついていませんよね?
だって制度自体は”ある”んですから。

会社からすれば、正社員登用というエサを目の前に垂らして、
それを目標にスキルを高め、せっせと働いてくれる。

会社にとって、最小限の投資で最大限の利益を上げられる可能性がある。
なら、会社側がそれを行わない理由はありません。

結果、

■安い賃金で働いてくれて

■福利厚生も抑えられて

■問題を起こせば、簡単にクビを切れる

会社にとって最高に使い勝手のいい人間の出来上がりです。

無能な社員は簡単に切れませんが、
派遣やフリーターといった非正規雇用は簡単に切られます。

酷い話ですが、実際に起こり得る事なのです。

まとめ

派遣がメリットを感じられる期間は
給料面だけ見たとしても、凄く短いです。

そもそものスタートラインが正社員と何もかもが違います。
単純な給料や手当、福利厚生etc
たくさんありますが、教育にコストをかけてもらえない
というのがとても痛いですね。

教育の重要性が説かれるのは、
一部の天才を除いて、世の中の大半が凡人だからです。

その凡人に教育を施して会社に利益をもたらしてもらう。

派遣として入社する時の契約書には
待遇や就業規則しか書かれていません。
そして、その契約書は同時に
教育の機会を放棄する事の証でもあると僕は思います。

正社員登用制度があったとしても
実際に登用してもらえる確率なんて皆無です。

自力で教育を受けさせて貰った正社員レベルまで
スキルを高める事は非常に困難です。

最低でも正社員と同等のスキル、実績を残さないと
登用なんてしてもらえませんよ。

会社も会社で汚いもので、正社員登用をエサに
派遣や契約社員を釣っています。

その言を真に受けて長期間働くも
会社の都合で契約を更新してもらえない。
結局時間や年齢だけを重ねた自分が残る。

会社や時流のせいにしても何も始まりません。
なら、いつ自分の身に降りかかるか分からない恐怖に怯えるより
自分を高める努力にこそ力を入れるべきです。

自分の人生を豊かにする為に、自分を守る為に
働き方の多様性がある社会で自分の為の勉強を惜しんではいけないと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です